原木栽培

こだわりの椎茸

椎茸本来の絶妙な食感と風味を育てる自然に最も近い栽培方法

原木栽培とは

樹齢20~25年たったナラやクヌギなどの広葉樹を玉切り、原木に穴を開け、植菌していきます。
その後、約2年ほど自然の環境を利用して培養し、ほだ場に移動して発生させます。
原木栽培は、自然の気候や天気に左右されやすく、年間の安定生産が難しいですが、しっかりとした食感と深い香りが味わえる、とても美味しい椎茸になるのです。

原木栽培と菌床栽培

前述のように原木栽培は安定生産の難しい栽培方法です。
それに比べ菌床しいたけ栽培は、広葉樹のおが屑と栄養剤・水を混合して固めブロック状の培地に植菌し、栽培棚で培養を行い、人工的に温湿度を操作して発生させるため、同じ形・同じ大きさ・見栄えのよい椎茸が安定生産できます。(中国産の乾椎茸は菌床栽培が主流です。)

なぜ原木栽培にこだわるのか

現在、しいたけ栽培は安定した収穫がのぞめる菌床栽培が主流。原木栽培は温度、湿度など環境の影響を受けやすい上に、重い原木の移動、管理など人力によるところが多く重労働、生産者は少なくなっています。それでも原木しいたけにこだわるのは、肉厚で歯ごたえのある食感や、本来の豊かな風味が断然優れているからです。